馬が合いたい大学生

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5月4日 京都新聞杯(GⅡ)見解、自信の一鞍

【注】今回から重賞見解と自信を持つ1レースを消化していきます。大した内容にはならないかもしれませんが、読んでいただけるとありがたいです。

 

京都新聞杯(GⅡ・3歳OP・芝2200m)

 ダービーへ、西からの最後の切符をかけたレースになります。優先出走権が設定されていな分、各陣営とも賞金加算に向けて勝ち負けを狙ってくることは間違いなく、粒揃いのメンバーから実力・コース適正を見極めていく必要がありそうです。

 

<データ分析>

 過去10年の消しデータから整理すると、「美浦所属」と「前走が未勝利・新馬戦」の馬は馬券内がなし。また、「オープンクラスでの3着以内」もしくは「500万下クラスで連対」の実績を持たない馬も3着内に来ていません。この条件をクリアした馬は以下の8頭になります。

 

①オールイズウェル

②ヴァンケドミンゴ

③ロジャーバローズ

④ブレイキングドーン

⑤ナイママ

⑦タガノディアマンテ

ハバナウィンド

⑬ヒーリングマインド

(馬番順、データはGallop参照)

 

 また、今年は皐月賞から臨戦する馬が3頭いますが、その場合は「着差0.8以内」が馬券に絡む必須要件。人気の一角となりそうなあの馬もこれに引っ掛かりそうな…

 

<予想・買い目>

◎ヴァンケドミンゴ(牡3・藤岡康)

◯タガノディアマンテ(牡3・松山)

△オールイズウェル(牡3・藤岡佑)

△ロジャーバローズ(牡3・浜中)

△ヒーリングマインド(牡3・池添)

△ブレイキングドーン(牡3・福永)

 

 本命には人気薄ですがヴァンケドミンゴを指名します。前走の山藤賞では、4角から直線に向くところで抜け出すスペースを見つけられず。直線半ばでは他馬に挟まれてブレーキがかかる不利もあり、0.1差の4着に敗れています。しかし、最後の脚色はハッキリと良いものであり、不利がなければ突き抜けていたのではないかとも思わせるレースでした。ここまで6戦のうち4戦を中山で走っていますが、ルーラーシップの産駒ということもあり外回りの広いコースは適舞台のはず。ここ2戦で戸崎騎手が導いた脚質転換を好材料に、500万クラスからの権利取りを狙ってほしいと思います。

 

 対抗は皐月賞6着から臨むタガノディアマンテ。皐月賞では大外から捲るように追い込んできましたが、ダービーへの権利には惜しくも届かず。しかし、大外枠、そして終始外を回りながらの競馬と考えれば、掲示板に届いた面々との差はほとんどなかったとみて良さそうです。そういった意味では、今回の枠(⑦)は挽回にはもってこい。きさらぎ賞で2着に入っており権利取りとしては連対で十分、かつ皐月賞からのタイトなローテーションということで若干評価を下げましたが、実力的には文句なしの本命候補です。

 

 ▲評価がいないように、△を打った馬はどれも懸念点が明確。△中では最上位評価としたオールイズウェルはここ2走の敗因がはっきりしており、ヴァンケドミンゴ同様コース変わりもプラスに働きそうです。しかし、どのレースでも「勝ち馬に迫る」程度の末脚にとどまっており、勝ち切る決め手に欠けるのも事実。上がりの数字にも目立ったものがなく、△評価としました。

 

 ロジャーバローズは前走(スプリングS)で本命としましたが、レース後に鞍上が「競馬を迎える精神状態ではなかった」とのコメント。初の長距離移動が堪えたのか、直線での伸びを欠く不完全燃焼な競馬に終わりました。今回もこの点が改善されてれば当然の上位候補になりそうです。

 

 ヒーリングマインドは前走走りが圧巻。何度か進路を塞がれながらも、最後は自ら道をこじ開けて最先着を果たしました。しかし、前走が稍重馬場で時計がかかったように、速い時計での決着を経験しておらず。京都の芝は良馬場が予想されるだけに、速さに対応できるかがカギになりそう。

 

 そしてブレイキングドーンは、前述した弥生賞での着差が1.2と基準をクリアしておらず。そしてその敗因に関しても、鞍上の福永騎手から「なんとも言えません」となんとも不安な言葉が出ていました。京都2歳ステークスではクラージュゲリエの2着と良績はあるだけに、挽回の可能性はありそうですが…

 

 ということで以上のような印となりました。そして買い目は以下の通り。

 

単勝…②(100円)

複勝…②(200円)

・ワイド…②-①③⑦(各100円)

・三連複…②⑦ー①③④⑬(2頭軸、各100円)

 

 1回戦から穴狙いですが果たして…?

 

●自信の一鞍:東京9R・立夏ステークス(1600万下・ダ1600m)

◎マジカルスペル(牡5・ルメール)

 

 前走は鞍上がポジション取りを無理せずに後方からの競馬に。初の1400mということもあり惰性的なレースとなってしまいました。2走前は大外枠から先行し、一旦は先頭に立ったものの外を回ったロスが大きく終いの脚がキレませんでした。

 当レースでは昨年、後の重賞ウィナーであるアナザートゥルースに3馬身差をつけて完勝しており、適正は問題なし。2走ぶりにルメール騎手の手綱となり、枠も8番と文句なし。昨年同様の走りを見せ、再びのオープン入りを狙います。