馬が合いたい大学生

競馬の予想やレース回顧、現地での様子をつらつらと書いていきます

5月11日 京王杯スプリングカップ(GⅡ)見解、自信の一鞍

京王杯スプリングカップ(GⅡ・4歳以上OP・芝1400m)

 春のマイル王決定戦・安田記念の前哨戦ながら、1400mという条件から短距離路線を主戦場にする馬も集う一戦となります。昨年はムーンクエイクがレコードタイムを記録しての勝利となりましたが、今年はどの馬がアーモンドアイ、ダノンプレミアムの待ち受ける決戦へ駒を進めるでしょうか。

 

<データ分析>

 今レースには過去10年で目立った消し要素はなく、今回は馬を絞ることはしません。ですが、JRAの「今週の注目レース」では、「GⅠ以外の近走で1着、または勝ち馬から0.2差以内」と「前走で1・2番人気または10番人気以下」に強調要素があり、この2点をクリアしているのは、

 

④トゥザクラウン(牡5・福永)

スマートオーディン(牡6・池添)

 

の2頭となっています。

 

<予想・買い目>

◎サトノアレス

ロードクエスト

ロジクライ

キャナルストリート

 

 鞍上・舞台ともに抜かりないサトノアレスを本命とします。前走・東京新聞杯ではスペースの空いたインから抜け出しての3着。勝ち馬・インディチャンプから0.1差と衰えを感じさせない走りを見せました。インコースで包まれる不安はあるものの、同様に内枠(1枠1番)を引いた昨年の京王杯では、蛯名騎手が腹を括って最後方からレースを進め、4角からスムーズに外へ持ち出していました。頭数増えることで前走のような競馬は難しくなりそうですが、操作性の高さでそれを補うことのできる馬ではないかと考えます。

 

 対抗にはロードクエストを据えます。以前私が本命にした阪急杯では、4角で外から塞がれて外に持ち出すことができず。直線では1頭違った伸びを見せていただけに悔しいレースとなりました。そして、前走・前々走では、いずれも直線での進路どりに手間取って追い出すことができず。特に前走(ダービー卿CT)では、再三の進路変更とマイルの距離もあってか、ゴール板通過後に馬がピタリと止まっていました。連戦の疲労が心配されますが、鞍上配置からも気合は十分。距離短縮も加味しての対抗評価とします。

 

 3番手はロジクライ東京新聞杯では4角先から先頭に躍り出る積極策を図るも、前がつぶれる展開に屈する形に。阪急杯では内で窮屈な競馬を強いられ、レース後には須貝師も「もう一つ前のポジションならば……」と語っていました。前走のGⅠ・高松宮記念は明らかに距離不足。好相性の府中に戻り、逆転の一撃を狙いたいところでしょう。

 

 上がり馬からは、人気になるであろうトゥザクラウンではなくキャナルストリートを指名します。前走はゴール板前で先に抜け出したボンセルヴィーソをキッチリととらえてオープンに昇格。石橋騎手がレース後「先頭に立つのが早いと気を抜くと聞いていたので、前に目標を置く形と思っていました」と語ったように、着差0.0は理想的な競馬だったと言えそうです。大竹師も「牡馬が相手でも楽しみはある」と話しており期待感は十分。人気薄から狙いたい1頭となりそうです。

 

 買い目は以下の通り、

 

単勝…③(200円)

複勝…③(400円)

ワイド…③-⑥(200円)

    ③-⑧⑫(各100円)

 

●自信の一鞍:京都11R・京都ハイジャンプ(J・GⅡ、4歳以上OP、障3930m)

◎アズマタックン(牡6・熊沢)

 

 実績・舞台相性が抜群の④タマモプラネットが圧倒的1番人気の様相を呈していますが、ここはあえてこちらを本命とさせていただきます。前走こそ福島の障害OPで2.5差に敗れたものの、2走前には絶対王者オジュウチョウサンの復帰戦となった阪神SJで1.8差、そして上がり2位の4着と健闘しています。常に速い上がり脚を使っており、前走からのコース変わりは歓迎のはず。圧倒的人気馬がいるので、あえてこちらを本命としました。