馬が合いたい大学生

競馬の予想やレース回顧、現地での様子をつらつらと書いていきます

4月24日 羽田盃見解

●南関クラシック1冠目!キーワードは「良馬場」と「門別」?

 前日の東京プリンセス賞に続き、南関東王座への道も1冠目を迎えます。関連性が高いのは大井1700mで行われる京浜盃で勝ち馬は過去5年で(3.2.0.0)と連を外していません。100mの差こそあれど、スタンド前での発走、外回りコースの使用と共通点は多いだけに、勝ち馬の適性を保障するレースとなっているようです。また大井との相性という点では、過去5年中4年で暮れの全日本2歳優駿掲示板に入った馬が馬券に絡んでいます。今回の出走馬中これを満たすの1頭のみ。狙ってみる価値はあるかもしれません。

 さらに、過去5年の内「門別でデビューした馬」が掲示板を占めた年は2016年と17年の2回ですが、いずれも共通点は良馬場だったこと。今開催では幾ばくかの雨が降ることが予想され馬場状態は直前までわかりませんが、この条件に当てはまる馬を狙ってみるのも良さそうです。

 

●23日の同条件は上がり勝負に。勝ちきるにはキレ味が必要か

 前日は9R・クリスタル賞、11R・東京プリンセス賞の2レースが組まれた1800m戦。どちらも勝ちタイムは1分55秒台中盤、そして勝ち馬の上がりは38秒台前半という結果に終わっています。

 前日段階では前残りが顕著な様子でしたが、9Rでは出遅れて最後方からとなってマルカンセンサ―がマクリ気味に差し切り勝ちを収めるなど、差し馬の台頭も考えられそうです。

 

●本命、対抗、穴馬

◎ステッペンウルフ(牡3・矢野)

 

 重要なステップレース・京浜盃を制して臨みます。昨年10月までは門別で過ごしていた当馬ですが、船橋佐藤賢二厩舎に移ってからは南関で馬券内を外さない安定感を見せています。

 前走はゲートを出てから馬なりのポジションにつくと、折り合いを見せて中段前目を追走。4角まではラチ沿いをピタリと走って直線に向くと、他馬にぶつかられながらも進路をこじ開け、2番人気・ウィンターフェルを1/2馬身差離して優勝しました。

 この馬の魅力はなんといっても勝負根性。3走前には差してきた馬に一旦は並びかけられながらも、再度突き放す二の脚を繰り出して勝利を収めました。

 過去の鞍上配置を見ても、この馬が素質を約束されたものであるのは間違いないはず。毎年好走馬を排出している京浜盃勝ち馬。ホッカイドウ出身ということも踏まえ、当馬を本命とします。

 

 

〇ウィンターフェル(牡3・森)

 京浜盃では2番人気の指示を受けた実力馬。勝ち馬との差は枠の内外を差し引けば僅差であり、外外を回ってのレースとなった前走とは違った結果も見込める予感がします。

 鞍上の森騎手は2016年にタ―ビランスで勝利して以降は(1.2.0.0)と連を外さぬ安定感。相性の全日本2歳優駿では地方場最高の5着入線を果たしており、上記の条件にも当てはまります。南関屈指の名ジョッキーが2勝目をつかむことはできるでしょうか…

 

 

注目馬・ホワイトヘッド(牡3・ 本橋)

 ホッカイドウの所属からキャリアをスタートさせたこの馬は、前走の京浜盃を南関初出走・20キロの馬体増をモノともせず3着に好走しています。メンバーが揃って相手強化が見込まれるこのレースでも、ホッカイドウホースとしての意地を見せることが出来るでしょうか。