馬が合いたい大学生

競馬の予想やレース回顧、現地での様子をつらつらと書いていきます

4月27、28、29日分 月曜重賞見解(メモ代わり)

※これは私が週末に嘆くためのメモです。ペラッペラの思いつきしか書かれていないので悪しからず…

 

27日

 青葉賞(GⅡ・東京・芝2400m)

◎カウディーリョ

 

 前走の山吹賞では20キロ増もそれを成長分と感じさせる走りっぷり。クロノジェネシスとエメラルファイト、2頭の重賞ウィナ―を出したアイビーステークスでは後方勢には不向きな流れながら33.0の脚を繰り出して大器の片りんを垣間見せていました。

 1回レースを使って状態が上向くことは必至。適舞台の可能性もある府中で並いる実績馬を打ち負かしてほしいところです。

 

●28日

天皇賞(春)(GⅠ・京都・芝3200m)

◎クリンチャ―

 

 凱旋門賞から帰国以降は2走続けて凡走とパッとしない印象です。しかし、元来中山は(0.0.0.4)と好走がなく、菊花賞前のセントライト記念では9着惨敗で本番の前評判を大きく下げていました。

 今回は得意の京都に戻り、ひと叩きされて良化は必至。陣営も好感触をつかんでいるようで、昨年3着に導いた三浦騎手の手綱捌きにも注目したいところです。

 

●29日 

 新潟大章典(GⅢ・新潟・芝2000m)

◎ミッキースワロー

穴ショウナンバッハ、スズカデヴィアス

 

 GⅠでは最後方から一気の末脚という「死んだふり作戦」が続いている本命馬。有馬記念で対抗まで評価を上げ、道中の位置取りに絶望していたのが記憶に新しいところです(泣)。今回は相手関係も大幅に楽なものになり、長い直線で一気の末脚がハマるはず。トップハンデを背負いましたが、陣営のレース選択からもここは負けられない戦いと見てよさそうです。

 穴馬としては左回りに適性ありのショウナンバッハ、しして昨年覇者のスズカデヴィアスを推します。上がり馬や実績馬がそろったものの、この2頭は想定でも人気を落としており、ワイドの相手などで狙いたいところですね。

4月21日 レース回顧

※見解記事で予想したレースを中心に振り返っていきます

 

●2回東京2日

・9R:石和特別(4歳1000万下、芝1800m)

◎サトノル―ラ―…7着(/11頭)

 

 

 見解を見直したらガバガバすぎて笑ってしまいました。後方待機から直線追い込みを図りましたが、一旦ポジションを下げて進路を取ったのも災いし若干仕掛け遅れる格好に。上がり33.3の脚を繰り出したものの、勝ち馬にそれを0.2上回る脚を使われてはとどくはずもありませんでした。

 勝ったヒストリアは前走同様3角から進出を開始すると直線ではスムーズに外へ。直線鮮やかに追い込むと逃げ粘ったモズダディ―を捉えて勝利しました。3回連続の騎乗となり、当馬を手の内に入れた感のある田辺騎手の見事な手綱捌きでしたね。

 

・10R:鎌倉ステークス(4歳以上1600万下、ダ1400m)

◎ハルクンノテソーロ…2着(/16頭)

 

 

 馬券内3頭はいずれも先行勢と、やはり差し届かない展開になりました。勝ち馬と競る形での先行争いとなったスタート直後、ゲートで若干のロスがあった分を大野騎手が押してリカバーしましたが、結果的にここでのロス、さらには外を回った影響が最後の詰めで出てきてしまいました。

 

・11R:フローラステークス(GⅡ、3歳以上OP牝馬、芝2000m)

◎フォークテイル…11着(/18着)

穴ジョディー…3着(/18着)

 

 スタート直後から口を割りながら走っていた本命馬。先行集団にこそ取りついたものの、レース後に田辺騎手が「距離もあったと思います」 と言ったように徐々に後退加減となってしまいました。「速い時計勝負も初めてだった」という言葉は、戦前私が妙味ポイントとして紹介した点。双方とも不安点が的中したことを示唆していました(泣)。

 そしてジョディー。月曜時点の予想通り先手を取りきると、フラットなペースで逃げて粘り込みました。私が彼女の複勝を買い忘れていたことはさておき、勝ち馬・ウィクト―リアの逃げ宣言からタイトな展開になると見込みましたが、出遅れて単騎逃げとなったことが幸いしました。こちらも展開予想が覆される結果に…

 

●2回京都2日

・9R:比良山特別(4歳1000万下、芝2200m)

◎チャロネグロ…2着(/13頭)

 

 

 スタート直後からポジションを大きく下げ、最後方からの競馬となったチャロネグロ。4番・ブラックジルベルトの大逃げにも動じず泰然自若の構えを見せますが、坂の下りでのペースアップにまたも仕掛け遅れてしまいます。

 結果的に中団から運んだ勝ち馬がレコード決着でぶっちぎる中、追い込み届かずの2着までとなりました。馬群が固まった展開ならあるいは…、というレースでしたがシュタルケ騎手の仕掛けに屈する結果となってしまいました。

 

・10R:桃山ステークス(4歳以上1600万下、ダ1900m)

◎スズカガルチ…7着(/13着)

 

 

  今回は早くも向こう正面からゴリゴリに押し始めると、4角では外へ「ブンッ」と効果音がつきそうな振り回し方で直線に向きます。先行馬がスムーズな追い出しで突きぬけ、藤岡兄騎乗のタイセイパルサーが万馬券を演出する中、後方から追い込み届かず7着に敗れました。

  昇級初戦とタイトなローテーションの疲れからか伸びを欠いており、次走以降で見直しの余地はありそうな感触でした。

 

・11R:読売マイラ―ズカップ(GⅡ、4歳以上オープン、芝1600m)

◎ダノンプレミアム…1着(/10頭)

 

 

 強かったの一言。グァンチャ―レとの先行争いがお互いに譲り合う形になり、マイル戦としては特異なほど前半はスローペースになります。後半3Fは32.3とスプリントばりの上がり勝負になった中、2番手抜け出しで32.1の脚を使って圧巻の勝利を収めました。

 マイルを主戦場にしていた有力馬を相手に、2000mからの臨戦で圧倒的なスピードを見せつけた当馬。豪華メンバーがそろう文字通りの頂上決戦に向けて素晴らしいデモンストレーションになったのではないでしょうか。

 

●1回福島6日

・10R:桑折特別(4歳以上500万下牝、芝2000m)

◎コンダクトレス…1着(/14頭)

 

 

 外からゲートの出も良く理想的な先行策を取ることができ、そのままコーナーワークでハナを取りきりました。終始楽な手ごたえで運ぶと最後に直線コースでは後続をさらに引き離しての逃げ切り勝ち。 小回りコースを存分に生かした逃げで勝利をつかみ、杉原騎手はJRA通算100勝を達成しました。

 

・12R:浄土平特別(4歳以上500万下、芝1800m)

◎ウインハイラント…4着(/10頭)

  

 「先行策で」と予想したものの、後方3番手でレースの序盤は進みます。スローペースを嫌ってか7番・マイネルベレーロが向こう正面で一気に仕掛ける中、先頭との差が変わらないまま3角~4角を過ぎて最後の直線コースへ。インをついて抜け出しを図りましたが、最終週のコンディションもあってか伸びを欠き4着に敗れました。

 ジョッキーが全く促さずに後方待機となり、結果的に展開になく形となった当馬。しかしラチ沿いに進路を見つけると鋭く伸びていただけに、小回りでスムーズな競馬ならば、まだまだ狙っていける1頭なのではないでしょうか。

 

 

4月21日 中央競馬予想(重賞:GⅡ・読売マイラ―ズカップ、GⅡ・フローラステークス)

※日曜版は疲労の影響で予想が粗雑になることがあります。あしからず。

 

※まったく信用ならない「自身アリレース」は東京11、京都11、福島12です。

 

●2回東京2日(予想レース:9、10、11)

・9R:石和特別(4歳1000万下、芝1800m)

◎サトノル―ラ―

 

 横山典騎手が継続して乗る、というだけで評価したくなってしまう。前走は3番手から逃げ馬を上がり33.0の脚で差し切り連勝としています。

 過去2勝とも着差はないものの、しっかりと勝ちきる器用さを見せているともとれる。ノリさんが続けて乗っているというだけでその才が引き立つので、このレースもベテランの味を見せてほしいところですね。

 

 

・10R:鎌倉ステークス(4歳以上1600万下、ダ1400m)

◎ハルクンノテソーロ

 

 前日のメイン・オアシスステークスをで顕著だったように、今週のダートコースは差し・追い込み馬が届かずアップテンポで先行した馬が押し切るレースが続いています。

 前走・銀蹄ステークスでは、逃げたスズカコーズラインを終始見ながら運び、逃げ切りを図るスズカにジリジリと詰め寄りました。有力馬に後方待機勢がおり、タイトな流れを苦にしそうな馬がそろう中では、経験、実力ともに上回るはず。適性の向く馬場、そして得意の舞台で勝ち上がりを狙います。

 

 

・11R:フローラステークス(GⅡ、3歳以上OP牝馬、芝2000m)

◎フォークテイル

穴ジョディー

 

 月曜見解でも書いた通り、舞台替わり、そして鞍上の復帰が心強いジョディーは是非とも押さえておきたい1頭です。敗れはしましたがクイーンカップでも逃げて33秒台の上がりを使っており、ペースをつかむことができれば大駆けも可能でしょう。もっともこんなに人気が下がるとは思いませんでしたが…

 その上で私の本命はフォークテイル(牝3・田辺)です。新馬戦では1番人気に支持されたグリグリを2馬身チギり、前走の若竹賞では次走でスプリングS5着のヒシイグアスにタイム差なしと確かな実力を示しています。

 ロードカナロアの産駒ですが、母父ダンスインザダークの影響もあってか前走の距離延長も苦にせず。進路取りに手間取って着火が遅れながらも、勝ち馬を追い詰める走りを見せました。能力の高さはメンバー中でも随一で、タイム面や血統で嫌われるようなら妙味も期待できそうです。

 

 

●2回京都2日(予想レース:9、10、11)

・9R:比良山特別(4歳1000万下、芝2200m)

◎チャロネグロ

 

 1番人気に支持された前走は最後方からインに進路をとるも、4角前での仕掛け遅れが響いて4着。まくりながらの進出というパターンを遂行することができれば、相手関係が楽になっただけに勝ち上がりも難しくないはず、と見ています。

 

 

・10R:桃山ステークス(4歳以上1600万下、ダ1900m)

◎スズカガルチ

 

 前走で1000万下を勝ち上がり、これが昇級戦となる1頭。映像を見る限りとんでもないズブさを誇るが、終いのキレはこのクラスでも通用するものを持っていそうです。

 3走前は4着、今回出走するヒストリーメイカーに敗れていますが、これは鞍上が3角~4角でのプッシュを怠って仕掛け遅れたため。前走や2走前はゴリゴリに押しまくって終いの脚を引き出しており、上のクラスでも通用するところを見せて欲しいところです。

 

 

・11R:読売マイラ―ズカップ(GⅡ、4歳以上オープン、芝1600m)

◎ダノンプレミアム

 

 月曜見解のまま変わらず。土曜日には鞍上となる川田騎手が東京で4勝と大暴れ。コンビの勢いそのままに府中のマイル王決定戦に突き進んでもらいたいですね。

 

 

●1回福島6日(予想レース:10、12)

・10R:桑折特別(4歳以上500万下牝、芝2000m)

◎コンダクトレス

 

 芝の中距離に路線を絞ってからは福島で2走して(0.1.1.0)と好走中。2走前は8着に敗れているが、これは大外枠が影響し先行集団に取りつくことができなかったため。コーナーリングが器用で小回りコースの適性が高く、人気馬が後ろに控えそうなこのレースでは楽に好位をとることができそうです。

 

 

・12R:浄土平特別(4歳以上500万下、芝1800m)

◎ウインハイラント

 

 前走では過去2戦とは違った先行策にでて2着と好走。2回目の騎乗となった横山武騎手の手綱さばきであわや勝ちきるかという走りを見せました。継続騎乗の今回も信頼が置ける鞍上とともに次のステージを見据えます。

 2番・ホウオウジャンプも気になる存在ですが、鞍上が変更となり前走でハマったマクリを繰り出せるかに不安が残ります。継続騎乗を評価して当馬を本命とします。

 

4月20日 レース回顧と傾向確認

※見解記事で予想したレースを中心に振り返っていきます

 

●2回東京1日(予想レース:9、10、11)

・9R:新緑賞(3歳500万下、芝2300m)

◎アイスブラスト…4着(/8頭)

 

 横山典騎手のテイエムバリバリが締まったペースの逃げを打つ中、それを見る2番手につけた武藤騎手。3角から4角へのカーブで進出を開始すると、直線に向いた所から追い出しを始めます。

 直線中盤まで楽な手ごたえに見えましたが、ジョッキーの手が動いてからまったく伸びてくることができず。結果的に見解では「不安点がある」とした上位人気馬のキレに屈する形となりました。

 逃げ馬に付き合った結果なし崩し的に脚を使わされ、終いの脚を欠く結果に。少頭数、そして開幕週の中で武藤騎手渾身の積極策と見ましたが、それが仇となったしまいました。

 

 

・10R:府中ステークス(4歳以上1600万下、芝2000m)

◎ダノンキングダム…1着(/11頭)

 

 外枠から前の3頭と少し離れた4番手につけた川田騎手。結果的には速いペースで逃げた前から離れ、マイペースで運べたと見てよいのではないでしょうか。 

 直線半ばから先頭に躍り出ると、上がり33.4で終いをまとめて完勝。セーフティリードをとると最後は流してゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムは1分58秒3と優秀なもので、先々に向けても期待の高まる勝利だったのではないでしょうか。

 

 

・11R:オアシスステークス(4歳以上オープン、ダ1600m)

◎クインズサターン…13着(/16頭)

 

 ゲートを出てから二の脚がつかず、馬群から離れた後方の位置取りとなったクインズサターン。4角からはインに進路をとるも直線まったく伸びず、着外となってしまいました。同様の位置取りから外を回したサングラスが突っ込んでいただけに悔やまれますが、そもそも前に届くほど余裕のある展開ではありませんでしたね。

 勝ったアルクトスはゲートからあまり無理をすることなく先行集団にとりつき、4角から直線では力強い伸び足を見せて押し切りました。注目したいのは2着のドリームキラリ。ジョッキーが押しての逃げに出ながら、直線では交わされたアルクトスに再び詰め寄る粘り腰。長い直線でしぶとい伸びを見せて力を示しました。

 

 

●2回京都1日(予想レース:9、10)

・9R:あずさ賞(3歳500万下、芝1800m)

◎ジャストアジゴロ(牡3・岩田)

 

 「馬群のバラけないスローペース」「終いのキレ勝負」という読みは当たったものの、最後の直線で痛恨のキレ負け。向こう正面では岩田騎手がずっと手綱を引ききりだっただけに、かかってしまった可能性が高いように見受けます。

 勝ったカリボールは道中最後方から終いの脚にかけて上がり3Fを33.2で駆け抜けており、数字の上でもただ一頭違うキレを見せていました。

 

 

・10R:六波羅特別(4歳以上1000万下、芝1600m外)

◎メイショウグロッケ…3着(/7頭)

サウンドキアラ…1着(/7頭)

 

 1.4倍の圧倒的支持を受けたサウンドキアラが快勝。逃げたメイショウグロッケは粘り込みを図るも3着に終わりました。

 締まったペースの逃げを打ったメイショウグロッケでしたが、勝ち馬の上がりは33.2、時計も1分32秒台と速い決着になり、キレに屈する結果となりました。見解記事ではサウンドキアラは時計決着に難アリとしましたが、見事な逆張り(笑)。かろうじて拾った2頭のワイドの配当が渋かったのも、彼女からの仕返しなのかもしれませ…

 

 

●1回福島5日(予想レース:10、11、12)

・10R:伏拝特別(4歳以上500万下、芝1200m)

マイネルパッセ…2着(/11頭)

 

 昨日の記事からずっとマイネル「バッセ」と書いてましたね。大変失礼しました。

 さて、肝心のレースですがこれはもう枠の差としか言いようがありません。外枠から元気よく飛び出した丹内騎手とマイネルパッセですが、内枠からポジションを取りに行った勝ち馬などに先手を譲る形に、結果的には終いまでしっかりと迫っており、このポジション取りが命運を分けることとなりました。

 しかし、得意の福島開催で再び好走したこの馬。まだまだこのコースでは狙い目となりそうです。

 

 

・11R:福島牝馬ステークス(GⅢ、4歳以上牝馬、芝1800m)

◎ランドネ…6着(/10頭)

 

 インの3番手につけたランドネでしたが、向こう正面にかけては戸崎騎手が手綱を引ききりでポジションは後退。3角を5番手で迎えます。外から仕掛けた蛯名騎手とダノングレースに続いて各馬がペースを上げる中、インを突こうとしたランドネは身動きが取れず。この時点で前走の悪夢がよぎります。

 案の定4角まで進路が開かないと見ると、今日の戸崎騎手はイン突きを選択。ラチ沿いからの抜け出しを図ります。しかしここで、ミッシングリンクの斜行によって進路がふさがるアクシデントが発生。間に挟まれたウインファビラスの松岡騎手が立ち上がる程の影響が出る中、当然ランドネも急ブレーキ。追い出しに入ってからは時すでに遅し、0.7差の6着に敗れました。

 本来ならば、4角で先頭を捉えて押し切りを図ってほしいところでしたが、前走のリプレイと言わんばかりのインコース選択。そして不利を受けての停止と中継を見ながら笑ってしまいました。本来の実力を出せるレースはいつになるのでしょうか…

 

 

・福島12R:花見山特別

◎オルノス…12着(/15頭)

 

 予想通り物見することなくゲートを出たオルノスは、西村騎手に促されて先団へと取りつきにかかります。しかし外枠が影響してかコーナーワークで離されてしまうと、カーブで砂をかぶってからは一気に減速。道中は鞍上も無理に推さず後方からの競馬を試みますが、伸び脚もなく12着大敗となりました。

 やはり砂をかぶると一気に意気消沈してしまうようで、楽に先手を取れることが条件になりそう。それもロスなく先行集団の外に取りつける位置となれば、買い時の枠は自然と絞られていきそうですね…

 

 

●全体の傾向と感想

 東京・京都コースは開幕週ながらどのレースでも先行押し切りが少なく前後の有利不利はない印象。逆に東京のダートコースでは、平日に晴天が続いた分後方からの馬が届かないケースが多そうですね。

 一方の福島開催では、先週見受けられた極端な外差し馬場は改善傾向にある印象を受けます。伏拝特別でも前前で競馬をした馬で決着しており、ここで妙味を生むことができるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月20日 中央競馬予想(重賞:GⅢ・福島牝馬ステークス)

●はじめに

 週末予想はそれぞれの開催日の朝、各場の特別レースを中心に書いていこうと思います。以前の記事↓

bannkuruwase.hatenablog.com

でも書いたように、「基本的に印は2頭まで」というスタンスでやっていきますので、何とぞよろしくお願いします。また、まだまだ競馬についての知識が浅いのに加え、短距離レースにとことんやる気が出ない(今度記事で詳しく…)ので、見解が異様に短いこともありますがあしからず。

 

●2回東京1日(予想レース:9、10、11)

・9R:新緑賞(3歳500万下、芝2300m)

◎アイスブラスト

 

 東京2300mというレアな条件で行われるレースに、3歳500万条件戦を賑わせている馬達が揃いました。

 前日段階では、東京参戦で不気味な存在感を放つ川田騎手騎乗の1番・パラダイスリーフが1番人気、追ってルメール騎手の2番・エデリ―が2番人気となっています。

 そんな中、私の本命は4番・アイスブラストとさせていただきます。前走の大寒桜賞では横山典騎手の逃げがハマった勝ち馬からは離されたものの、東スポ杯で1番人気に推された実力馬・ルヴォルグから0.1差の2着と力を示しました。

 フラットな流れから上がりの脚が出なかった1番、そして勝ったレースで一瞬の脚は使っていたものの終いの伸びが見られなかった2番と人気のディープ産駒2頭が不安を残す中でしぶとく伸びる当馬が長い直線をジリジリと駆け抜けてくれると予想します。

 

 

・10R:府中ステークス(4歳以上1600万下、芝2000m)

◎ダノンキングダム

 

 川田騎手が東京で騎乗する目的はこの馬なのでは?と感じる1頭です。4走前から逃げの手に出ると(1.2.0.1)と安定感を発揮しており、着外となった2走前も勝ち馬含め上位のほとんどが後方からの差し馬で占められる展開の逃げながら0.3差と確かな力を示しています。

 脚質転換を図った精進湖特別では、今回騎乗の川田騎手を背にブレステイキング(次走準OP3着)の0.1差に粘っており、舞台・鞍上ともに好材料。連勝中の9番・スパイラルダイブ(ルメール)やアパパネの仔・ジナンボー(デムーロ)に人気が向けば、馬券としての妙味も増してくるのではないでしょうか。

 

 

・11R:オアシスステークス(4歳以上オープン、ダ1600m)

◎クインズサターン

 

 東京マイスターとしてサンライズノヴァの下位互換のような印象を受けるこの馬。昨年の武蔵野ステークスでは、サンライズノヴァの後ろから進出を開始すると、そのポジションを両馬ほとんど変えないままゴールを駆け抜け、ワンツーフィニッシュを果たしました。

 2走前の根岸ステークスでも3着となり東京マイスターの面目躍如となったものの、後方勢に苦しい展開となったフェブラリーステークスでは11着に惨敗。捲土重来を期す今回は、相手関係も楽になり実力を示すことができると見ています。

 

 

●2回京都1日(予想レース:9、10)

・9R:あずさ賞(3歳500万下、芝1800m)

◎ジャストアジゴロ(牡3・岩田)

 

 7頭立てとなったこのレース。前走ダートからの勝ち上がり馬2頭が逃げ切り勝利から臨みますが、芝中距離で先手を取るほどの素早さはない上、少頭数も相まって馬群がバラけないスローペースとなることが予想されます。

 そんな中で一枚上のキレ味を持つのがジャストアジゴロです。未勝利の勝ち上がりでは上がり3Fを33.6にまとめたように、終いのキレる脚が持ち味。前走も後に毎日杯を勝つランスオブプラーナに0.3差としぶとく迫りました。

 出走7頭中、継続騎乗はこの馬とクオンタムシフト(松若)のみ(カリボールは前走川田騎手が騎乗も除外)。岩田騎手とのコンビ継続で勝ち上がりを狙ってほしいところですね。

 

 

・10R:六波羅特別(4歳以上1000万下、芝1600m外)

◎メイショウグロッケ

サウンドキアラ

 

 9Rに続いて7頭と少頭数となりました。惜敗続きなだけに人気を集めそうなサウンドキアラ(牝4・武豊)ですが、前走は2走前に先着したエアアルマスに0.4差で敗戦を喫しています。

 この逆転劇、私の予想では速い時計に若干の不安を残しているのではないかと考えています。この考えを起点に浮上するのが◎メイショウグロッケです。

 前走はしぶとい伸びを見せて4着に粘りましたが2着・エアアルマスとの着差はクビ+1/2とわずか。この後1000万下、準OPと連勝するトゥザクラウンに先着していたことを考えると、このクラスでは実力上位と言えそうです。

 ここ2戦はいずれも同じ相手に負けたもので、頭数が減ってスムーズな競馬ができれば、前進、あるいは勝ち上がりも可能な1頭だと予想します。

 

 

●1回福島5日(予想レース:10、11、12)

・10R:伏拝特別(4歳以上500万下、芝1200m)

マイネルバッセ

 

 近走成績がイマイチ振るわない馬たちがそろった福島10R。実力が読み難い一戦ですが、前走2着のマイネルバッセを推します。

 昨年8月の小樽特別ではモレイラ騎手も騎乗した実力馬ですが、2走前までは8、15、7、6着と着外が続いていました。しかし、2017年以降(0.1.1.2)(馬券外はいずれも4着)と掲示板を外していない福島での前走はインからロスなく3番手で進むと0.1差の2着に好走しました。

 福島では2戦続けて走ることが多く、17年には4着→3着、昨年は4着→2着と2戦目に着順を上げていることも好材料。2着から臨む今回は果たして…

 

 

・11R:福島牝馬ステークス(GⅢ、4歳以上牝馬、芝1800m)

◎ランドネ

 

 月曜段階での予想通り、当ブログ最初の中央重賞はランドネに託したいと思います。

 先週の福島開催では、ことごとく外からの追い込みが決まっていた芝中距離のレース。その影響もあってか予想オッズでは1番人気になっていたランドネも、前日発売の段階ではダノングレース、フローレスマジックに次ぐ3番人気になっています。

 5日目を迎える福島開催は今日からBコースを使用。先週の開催前には雨が続いた福島県ですが、今週は1日も降雨はなし。とあれば、コース変更と馬場の回復によって先行馬の妙味が増すこと間違いなし。カワキタエンカの出を伺いながらポジション取りできれば、好走してくれるのではないでしょうか。

 ランドネと戸崎騎手に、このブログの命運を握ってもらうことにしましょう(笑)。

 

 

・福島12R:花見山特別

◎オルノス

 

 完全に悪い癖が出てますね(笑)。先行から押し切る競馬が持ち味の馬ですが、前走は外から勢いよく飛び出した馬に驚いたのかよそ見をし、1角手前では前の馬に怯んで後方からの競馬になってしまいました。

 2走前には同じ舞台・馬場状態で2番手から36.2で上がって勝ち星を挙げており、本来の実力を出せていなかった可能性が高いと見ています。

 鞍上に迎えるは今年に入って(1.1.1.0)と相性抜群の西村騎手。小回りのダートコースでは目を見張る活躍を見せていることもあり、好調のコンビで復活の走りを見せてほしいですね。

 

 

追記:ひとまず自分の成績を残していくため、執筆者として各◎の単勝を同額ずつ(多分100円…)買っていこうと思います。数字として見られるモノになるか、不安でたまりません…

 

印を2頭に絞るワケ

●競馬観を変えた上司の言葉

 競馬を始めたばかりのころ ーもっと詳細に示すなら昨年の3月~4月ごろー 私は「3連複」にハマっていました。大阪杯では◎ペルシアンナイト、〇アルアインからの2頭軸流しで的中、皐月賞では◎エポカド―ロからの1頭軸流しで3連複こそ外したもののジェネラ―レウ―ノとのワイドを取り、「馬券って簡単なのでは?」とさえ思っていました。

 極めつけは安田記念です。本命がアエロリットだった私は、何を思ったかモズアスコットからアエロリット、ペルシアンナイトに流した馬単を購入しました。8Rまで外しまくり、9Rをケンしての昼寝から目覚めた時に突然「フッてきた」馬券は、このブログにを見ている人ならば御存じでしょう、なんと人生初の万馬券となってしまったのです。(馬単10‐4:15290円)

 しかし、ビギナーズラックはそう長く続きません。夏競馬に突入すると外れが続き、稀にあった大当たりもまったく出てこなくなりました。思い返してみても、サマーシリーズの重賞では当てた記憶がありません(笑)。涼しいからといってWINSに通うものの、なけなしの資金で外しては寂しくアルバイトに向かう、2018年夏の私はこんな感じで週末を過ごしていました。非常に退廃的ですね…

 そんな私と競馬の話をする数少ない相手が、アルバイト先の上司でした。一口馬主もやっており競馬歴も長い上司とは、毎週重賞の見解をお互いに通わせていました。そんなとき、ふと上司の発した一言が私の考えを改めるきっかけになりました。

 

「競馬って1番強い馬を探すゲームでしょ?」

 

 そうです。その通りなんです。「どうやったら高配当をとれるか」に目を向けるあまり、そして春に穴目の馬で馬券を取ったばかりに、本来の目的から次第にズレていってしまったのです。

 この言葉を受け、秋以降の私は若干の軌道修正に入ります。「強い馬は強い(杉本清風)」をスローガンに、穴馬に引っ張られそうな自分を制御しながら、人気だろうがなんだろうが自分が1番強いと思った馬を買うことに重点を置くようになりました。

 しかし、成果はそう簡単にでるものではありません。スプリンターズステークスでは、また性懲りもなく◎ワンスインナムーン、という暴挙に出て爆発四散。府中牝馬ステークスではディアドラ、リスグラシュ―が顔を合わせる中、◎ジュールポレールとして見事なトリ紙を演出しました。

 

●再び気付かされたケイタ氏の言葉

 そんな私は再び、というより新たな沼にはまります。その名は「ヒモ決着」。またも3連複に手を出し始めた私は、多くのレースで「流した相手のみで決着する」ということを経験しました。ウェスタールンドを本命にした武蔵野ステークス、べステンダンクを信じたスワンステークスノンコノユメがいつまでたっても画面に写らなかったチャンピオンズカップetc…。

 こんな負けを喫する度に、私は「またヒモかあ~」なんて声を毎週のように上げていました。しかし、ここでも自分の誤りを確認する言葉に出会います。昨今グングン知名度を上げている、ケイタササグリ氏です。

 大金賭けで大勝ちする動画などで有名な彼ですが、動画のなかで単複勝負をする理由について語っているシーンがありました。「ありました。」などと断定して書きましたが、今となってはその記憶も曖昧です。しかし、「◎を打った馬が来るか来ないかの勝負じゃないと予想してる意味がなくない?」と思い始めるきっかけのような言葉が、いつかの動画にあった…気がします(笑)。

 それ以降、私の馬券は基本スタイルとして「単:複=1:2」を採用し始めました。本命馬が来るか来ないか、その勝負を堅実に進めていくためには、現状これがベストのように思います。「そのレースで1番強いと思った馬」が本当に強いのか。難しい馬券を当てることよりも、高配当を獲得することよりも、この点にこそ競馬の魅力があるのではないか。この考えが私の現在の競馬観を支える中心に位置しています。

 

●本命、対抗、それから…

 故に、私の印は基本的に◎、〇、で終了します。購入する馬券も、先述の単複に加えてワイド、馬連、たまに馬単を買うところまでで留まります。考えてみれば、「3連複」や「3連単」って馬券内に来る馬全部当てなきゃいけませんもの。あんなん当たりませんよ(笑)。(それゆえ3連系を当ててる人には尊敬の念すらあります)

 とはいっても生まれながらの天邪鬼ゆえに、穴馬探しの誘惑にはあらがえません。なので、時には▲、あるいは△まで広がってしまうこともあります。しかし、たとえ△だけが馬券に来たとしても、それは予想としての敗北ではないでしょうか。やはり「1番強いと思った馬」がどうだったのか、◎で馬券を取れたのかがそのレースの答え合わせとして相応しいと思います。

 

 という感じで長々と語ってきましたが、要約すると、

 

「面倒くさいので予想は2頭目までしか考えません(笑)」

 

 となります(違う)。いい予想、うまい予想となればいくらでも方法はあるかもしれませんが、"競馬を楽しむ"という点に限っては、このやり方は譲れません。


追記:こんな駄文ですが最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。いい暇つぶしになっていれば幸いです。

 

 

 

 

マリーンカップ、レースレビュー

●昨日の一幕

(バイト終わり)「マリーンカップの結果どうなったかな~。(確定前だったのでTLにて確認)」

 

「お!ラ―ゴブルー勝ってるゥゥゥ‼(馬券的中を確信)」

 

「2着はアイアンテーラーか…連系は外したけど単オッズ8倍くらいあったしひとまず勝利だな(ニッコリ)」

 

「あれ?単勝の投票履歴がないぞ…?」

 

「アァ‼そういえば直前オッズ確認してから買おうとしたんっだったァ‼AAAAAAA…」

 

マリーンカップ回顧

 というわけで、◎ラ―ゴブルーが勝利したにも関わらず、馬券を取ることができませんでした(笑)。ただし、対抗としていたオウケンビリーヴの除外により購入分は全額返金。実質100%回収です!()

 さて、レースは大方の予想通り6番・アイアンテーラーがハナを切る展開となりました。楽に先手を取ると、続く2番手にリエノテソーロ、インの3番手からラ―ゴブルーという隊列が決まります。

 昨年のアンジュデジ―ルがマイペースの逃げに持ち込み、序盤4ハロンを<13.0‐12.6‐12.9‐13.0>と運んだのに対し、アイアンテーラーは<12.7‐12.8‐12.5‐12.6>とよどみないラップを刻んでの逃げを打ちます。外から2番手・リエノテソーロにプレッシャーを掛けられていた点もありますが、前走の敗因を踏まえて鞍上がハナにこだわり切った結果ではないでしょうか。

 一方、インの3番手で控えたラ―ゴブルーは常にアイアンテーラーを眼前に捉えながらレースを進めると、4角過ぎから追い出しを開始。進路が空くとすぐさま2番手を呑み込み、直線半ばで先頭に躍り出ます。最後は上がり3F最速となる37.4の脚で1と1/4馬身差を着ける完勝で、ダートグレード競走初制覇を果たしました。

 見解でも述べたように、当年のダート女王に向けても重要な位置付けとなっているこのレース。1着のラ―ゴブルーはララベル以来となる地方馬の覇権奪還へ有力な1頭となっていきそうな予感がします。一方で、終始プレッシャーをかけられ、緩みのないラップを刻んで逃げを図ったアイアンテーラーも、次走以降へ期待が持てる走りだったと言えそうです。

 そして、何より残念だったのがオウケンビリーヴの除外です。ダート牝馬路線、それもマイル~1800mにかけて良績を積み重ねそうな予感があっただけに、陣営、さらにはファンにとっても無念だったのではないでしょうか。復帰時期は今の所わかりませんが、今レースのメンバーとの決着戦を楽しみに待ちたいところですね。

 

 このような感じで、予想を掲載したレースや注目レースではレース回顧を書いていく予定です。素人目線で全く取るに足らないものかもしれませんが、御目汚し程度になれば幸いです。