5月8日 東京湾カップ見解
●ダービー、そしてオークスへ。世代の頂点を目指し負けられない戦い
南関クラシックの2冠目・東京ダービー、そして牝馬クラシック最後の一冠にしてJRA勢との闘いとなる関東オークスに向けて、3歳世代の熾烈な争いが繰り広げられる東京湾カップ。昨年は私自身もGWの休みを利用して船橋へ赴きました。
当レースと同条件で行われるブルーバードカップは、2017年から準重賞に昇格しトライアルレースとして格付けされたものの、勝ち馬を含む最先着馬から1着は現れず。舞台相性やコース経験といったプラス要素はあるものの、トライアル組を重く見る必要はあまりなさそうです。
一方で、1冠目・羽田盃のトライアルであるクラウンカップからの臨戦馬は、14年から3年連続連対、5年連続で掲示板入りと好調。特にこのレースで2,3着と勝ち馬にわずか届かなかった馬が好成績を収めています。
●逃げ馬に利あり。「ブロンズコレクター」・左海誠二に注目
過去5年で逃げた馬が馬券外に沈んだのは、2015年の1回のみ。この時は、序盤の2.5ハロンが6.7-11.3-11.4と他に類を見ないハイペースで運んだことが敗因と取れます。昨年逃げの手に出たクレイジーアクセルも6.9-11.0-11.9と比較的タイトな流れでの積極策となりましたが、その後の活躍からもわかる通り一枚上の実力を持っていたととらえるのが妥当ではないでしょうか。
そして、しらさぎ賞ではドンピシャだった注目騎手は左海誠二騎手。昨年・一昨年と騎乗機会がなかったものの、14年からの3年は連続して3着に入線しています。
2番人気、5番人気、10番人気と上位・下位人気に関係なく3着に持ってきており、連系馬券のフォーメーションにも有力なデータとなっています。
●本命・対抗
◎ホールドユアハンド(牡3・左海)
臨戦過程、鞍上ともに文句なしの本命です。2走前の京浜盃では、先行争いに敗れて2番手から追走したものの、流れに乗った後続に次々と交わされての12着惨敗となりました。本来ならば逃げる形に持ち込んでの押し切りが望ましいところですが、3走前には鞍上・森騎手の見事な手綱さばきで土をかぶらず2番手を追走、速め先頭からそのままゴールを駆け抜けました。乗り慣れた鞍上の判断にも期待したいところですね。
◯イグナシオドーロ(牡3・的場)
上記の馬と、どちらが逃げることができるかの勝負になると思われます。北海道2歳優駿では、南関クラシックでも結果を残しているウィンターフェルと接戦を演じ、誤審問題も含め注目馬となりました。内枠、そして的場騎手騎乗となれば期待は大きく膨らみますが果たして…
穴サクセッサー(牡3・石崎)
3走連続でホールドユアハンドと、再び並びで入線してほしい…(願望)