馬が合いたい大学生

競馬の予想やレース回顧、現地での様子をつらつらと書いていきます

4月17日 マリーンカップ見解

●ダート牝馬の頂点に向かう足掛かりも…

 昨年の優勝馬・アンジュデジ―ル、そして一昨年の2着馬・ララベルと、後のJBCレディスクラシック勝ち馬を排出しているこのレース。両馬とも逃げて見せ場を作っており、今年もこの傾向が生きてきそうですね。

 一方で昨年のTCK女王盃勝ち馬・ミッシングリンク、そして今年の同レース勝ち馬・ビスカリアが中央の芝レース・福島牝馬ステークスに登録したこともあり、過去最少となる8頭での開催となりました。この影響は果たして…

 

●逃げて押し切るには一枚上の力が必要

 先述したように、後のダート女王が逃げて力を発揮しているのがマリーンCの特徴です。しかし、ゲートから1コーナーまでが短い船橋1600mのコースでは、序盤は馬群がなかなかバラけない傾向にあります。

 2走前の逃げ切りから前日オッズでも1番人気に支持されているアイアンテーラー(牝5・浜中)ですが、そのクイーン賞ではメンバーに恵まれた上、縦長の展開を上手く押し切った間が否めません。強い終い脚がない分、このレースで同様の逃げを決めるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

 

●本命、対抗

◎ラ―ゴブルー(牝5・御神訓)

 16日には騎乗した4鞍で(1.1.1.1)と安定感を見せた御神訓騎手。中でもメイン11R・陽春賞では今レースを想定しているかと思わせる逃げを見せ、勝ち馬のキレに屈したものの2着に粘り込みました。当馬とのコンビでは7回騎乗で5勝2着2回と抜群の相性を誇っています。

 番手好位から運ぶのが持ち味ですが、マイルを主戦場にしてきたスピードで逃げの手にでることも難しくないはず。JRAとの交流競走では昨年のスパーキングレディカップで1.9差の6着に敗れていますが、スタート時に躓いて後方からのレースだったため参考外と見ていいでしょう。

 アイアンテ―ラ―を見ながらでも、ハナを取りきっても勝負でき、鞍上にも信頼が置ける点からこの馬を本命とします。

 

〇オウケンビリーヴ(牝6・北村友)

 昨夏に交流重賞を沸かせた当馬ですが、近走は短距離路線で着外が続いています。この2戦は中団後方から勝負を仕掛けるレースが続いていますが、マイルへの距離延長、さらに少頭数の比較的緩い流れになれば、好調時のように好位で脚を溜めることができそうです。

 先行馬が傾向的には好まれますが、後方からになっても大きく前から離されることはないはずで、逆転があるならばアイアンテーラーよりもコチラではないかと見ています。

 

追記:重賞の直前見解では、主として2頭、最大でも4頭までの印に留めていこうと思います。その理由に繋がる私の競馬観についてはまたおいおい…